エプロン事業をやってた話
5年ぐらい前になると思うのですが、エプロンを作って売ろうとしていた時期があります。
売ろうとしていたと言うか、売っていたと言うか。(すこーしだけ売れました)
デザインするのは楽しかった!
その頃、ファーストバイト(新郎新婦がウェディングケーキをお互いに食べさせ合う演出)で式場側から新婦様へファーストバイトの時にゲストにケーキのサービスをする際にエプロンを持って来て下さい。と言われる事があったようです。
ウェディングドレスの上に着るエプロンですし、みんなの注目も浴びますのでその辺に売っている普通のエプロン、と言う訳にはいかなかったのでそれなりのデザインのエプロンを探されていたようです。
まあ、それに乗っかったわけです。(笑)
ドレス専門店なのでドレスに合わせるエプロンのデザインはお手の物です。
可愛らしいエプロンのデザインを沢山しました。
ドレスのデザインと比べると短時間で考える事が出来ますし、描きながら勝手に夢が膨らんでおりました。
その時のラフが残っていますのでご紹介します。
何枚も何枚も描いて最終的に作る事になったもの一覧です。
余談ですがこう言った絵の描き方を『ハンガーイラスト』と言います。
アパレルで工場さんなどに出す仕様書はこんな感じで服の絵を描きます。イメージでは伝わらないのでより具体的に描くのです。
アパレルのデザイナーだといわゆるデザイン画よりこのハンガーイラストを描く機会の方が圧倒的に多いと思います。
基本的に結婚式で使った後、普段使いも出来るように考えたのですが普段使い出来なそうなものもありますね(^^;
それでこれ、アイデアの段階からみんなに『エロい』と言われていました。
モデルさんが着るとそうでも無いと思うのですが。。。
もちろんエプロンですので洗濯機でガンガン洗えます。
普通に売っているエプロンと比べると1点ずつアトリエで作るものなので値段も上がってしまいます。
結局『餅は餅屋』なんだと思いました。エプロンなのにドレスを作る感覚で手間と時間をかけて作り過ぎました。
商売はトライアンドエラーの繰り返しです。
100打って1ヒットが出れば万々歳です。
何もしなければそのたったひとつのヒットも出ませんからね(^^)
その時は上手く行かなくても今後何かに役立つ経験が絶対出来たと思っています。
転んでもタダでは起きませんよ♡
せっかくなので何点かエプロンの画像を載せておきますね。