相手が子供であろうが年寄りであろうが自分が優位に立って何か言ったり笑ったりしてはいけないと言う戒めの言葉。
自分も子供だった時があるはず。いつか自分も年老いて行くんだから。
誰が言ったのか分かりませんが最初に聞いた時、いい言葉だなとおもいました。
時々スーパーで見かけます。子供を感情的に思いっきり怒っているお母さん。
前から思ってたんだけど自分が家族代表!偉いのだ!みたいな感じで家族に接しているお母さんっていますよね。私、嫌いです。あんたがなんぼのもんじゃい、と思います。
自分が産んだからと言って自分のものでは無いです、子供は。
産まれた時から全く別の人格なんです。
縁があって我が家に来てくれた魂です。選んでくれてありがとう、と思う訳です。
ある方がおっしゃっていた言葉に感銘を受けたのでご紹介します。
「生まれて来てくれた事、それだけで親孝行は果たしてくれている。赤ちゃんの可愛い時期を親に見せてくれた。それが何よりの親孝行。それ以上、求めたらダメ。」
私はこのお言葉を聞いて激しく同意しました。
自分が親の立場だと子供に対してはそう思っている方が穏やかな気持ちで生きていけると思います。
もうひとつ自分の心に決めている事は「子供に依存しない」と言う事です。
前述のように別の魂なんです。全く別の人なんです。たまたま人生の一時期、うちの子になってくれただけなんです。
子供が小さい時でもどこか子供に依存する気持ちがあれば、少し気に入らない事があれば腹も立ってくるのかも知れません。
もちろん、してはいけない事は毅然とした態度で注意すべきだと思いますが感情に任せた物言いはしたくは無いものです。
親に対しては自分が年を取って来れば来るほど感謝の念が沸いて来ます。
私が知っている以上に大変な事もきっと多かったと思います。それを内に秘めて静かに生きている親を見ていると感謝してもしきれない気持ちでいっぱいです。
お金も沢山使わせたし、自分より子供のために生きて来た時代もあるでしょう。
心配も沢山かけてきました。今も心配してくれていると思います。
自分の事をこれほど心にかけてくれている存在は他にはいないと思うのです。
自分の親に限らず、長く生きて来られた人生の先輩方には多くの経験がお有りです。
そう言う人生の先輩に対してバカにするとは何事か!と思う訳です。
若い人達も生きている以上、いつか必ず行く道です。
年老いた時、どこかで自分がバカにされる時があると思います。
そう。言いっぱなしは無いのです。必ず自分に返って来ます。