3年続いたパンデミック

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夫撮影のオーロラ写真。北斗七星が写っています。

自然はいいですね。パンデミックも何も関係なくそこに存在しているのですから。

大いなる宇宙。大いなる大自然。私にとって神とはまさにそれです。

パンデミックと言う言葉を知らなかった

パンデミック(英: pandemic)とは、「世界的な規模で流行すること」、「症状の全国的・世界的な大流行」、「広い地域に高い罹病率で症状が発生し、大流行すること」を意味するほか、「一国の全体、あるいは世界に、ある疾患が広がること」を意味する。

人類の歴史を通じて、天然痘や結核、ペスト、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などのパンデミックが数多く発生している。最も致命率の高いパンデミックは、黒死病として知られる14世紀のペストのパンデミックであり、75-2000万人以上が死亡したと言われている

by Wikipedia

自分が生きている中でこんな事が起こるとは思ってもみませんでした。

人生って思ってもみなかった事の連続ですね。しみじみ思います。

2020年の初め、中国で伝染病が広がり始めた、と言うニュースを聞いた時は最初は全くの他人事でした。

それが段々、どうも他人事では無いらしいと言う雰囲気になって来てからは瞬く間に広がりましたね。

それでも最初は大ごとだと言う認識は少なかったと思います。そのうちに収まると思っていました。

夫がフランスに出発した日

そんな中、夫が仕事でフランスに向けて出発しました。

出発した、と思ったらすぐに帰ってきました。

フランスが厳戒態勢でほとんどのレストランが閉まっていると言うニュースを空港行のバスの中で見たらしいんです。

この時の出張の目的のひとつに色々なレストランを食べ歩いて美味しいお店を見つけると言うのが有りました。(夫は海外専門の旅行会社を経営しています)

レストランが全部閉まっているのでは行く意味が無いと判断して空港まで行ってそのまま折り返して帰って来たそうです。

我が家のコロナの始まりでした。

思っているより世界は大変な事になっていると言う認識は出て来ましたが、それでも夫はその年の春には収まるだろうと言っていました。

希望的観測って言うやつですね。

私もそうであって欲しいと思いました。思いましたが何となく3年は続くんじゃないかな、と言う気持ちもありました。

第2次世界大戦の事を考えていた

3年続くんじゃ無いかと思った根拠は、第2次世界大戦の事です。

元々ヨーロッパの紛争だったのが徐々に拡大。真珠湾攻撃により本格的に戦争に日本も参戦。

世界大戦になってしまった頃、日本国内ではこの戦争はすぐ終わると思っていた人が多かったようです。

それが何年も続いてしまった。何年も続いた挙句、最後はあんな悲惨な形で終わった。

と言う事をすごく考えていました。

1941年12月の真珠湾攻撃から1945年8月に原爆を落とされるまで3年と8ヶ月。すぐ終わるとみんな思っていたのに4年近く続いた。

コロナもこれと同じぐらい続くような気がしていました。

何となく「第2次世界大戦の時と同じだな~」と言う思いでいました。

ツアーキャンセル、結婚式の延期

夫は海外専門の旅行会社、私はブライダル専門店。

特に夫の仕事はもろに影響を受けます。影響を受けるどころか仕事がゼロになります。

海外旅行どころでは無くなったので当然、夫の会社のツアーは全てキャンセルになりました。

「コロナが収まったらまた申し込みます。」とおっしゃって下さるお客様もいらっしゃったようですが、いつ収まるの?と言う話です。

結婚式も延期のお客様が続出しました。こんな中でゲストは呼べないですよね。

延期も1度では無く、何度も延期を繰り返す方が多かったです。

延期したけどその時になってみるとやっぱりダメで再延期。の繰り返しです。

当然、私の会社も売り上げ劇減です。

意外と平常心

そんな状態でしたが意外と私の気持ちは落ち着いていました。

起こったものは仕方が無い。必要以上におびえる必要も無い。マスコミに踊らされるのはやめよう。

そんな気持ちでいました。

緊急事態宣言が出た所で私は行きたいところに行っていましたし、やりたい事はやっていました。

マスクも本当に効果あるのか疑問に思って色々調べたりしていました。凝り性なので興味を持った事はトコトン調べます。

調べた結果、私の出した答えは『マスクいらんやん』でした。

でも、もめたく無いので出かける時はマスクはしていました。

そう、アマゾンで売っていたニセマスクです。見た目はマスクだけどメッシュ生地ですこぶる通気性が良いと言うヤツ。

色んな事がアホらしくて、バカらしくて。

そんな事より自己免疫力あげる事に力を注げ!

と思います。うふふ。

空港でこんな人を見た

2021年も後半になって来ると最初の頃の得体の知れないものに対する恐怖が少し薄れて来たのか旅行に行く人も増えて来ました。もちろん国内旅行です。

私もGoToキャンペーンを利用してあちこち出かけていました。

そんな中、長崎に帰省した際、空港で飛行機を待っている時、隣に座ってた男の人の恰好がとても怖かったです。

その格好のまま熱心にスマホでゲームしてました。

物凄く混んでた中でこの格好、ものすごく目立ってました。

横にいた娘が「コロナがそんなに怖いんだったら家で寝とけばいいのに」と小声でボソッと。。。

私もそう思いました。。。

こんな人でした。↓

コロナは怖いんだけど、どうしても出かけないといけない用事があったのでしょうね。

まだ終わった訳では無いけれど

お陰様で昨年の後半位から海外旅行のお客様も戻って来て下さいました。

2022年8月30日「楽しんでくるよ」の言葉とともに夫がスイスに出発しました。

8名のお客様。実に3年ぶりの添乗です。

「日本に居るときは仮の姿」といつも言ってた夫にとって長い長い3年だったと思います。

まだまだどうなるか分からない状況下で申し込んで下さったお客様は私には神様に思います。

とてもとてもありがたかったです。

2022年9月7日0時以降の日本帰国から帰国前PCR検査が不要になりました。

夫のツアーの帰国は9月8日。本当にギリギリセーフで助かりました。

お客様は全員元気いっぱいで10日間のスイスを楽しんで頂けたようです。

夫もいつも通りの添乗が出来たと喜んでいます。

お陰様で今年も沢山ツアーのお申し込みを頂いています。

全てに感謝です。

どんな辛い事も永遠には続かない

辛い事が起こると、それって永遠に続くんじゃ無いかって思う時がありますよね。

でもそれは絶対に無いのです。そう、絶対にです。

淡々と起こるその事を眺める気持ちでいれば、渦中に居てもそれほど心が乱れる事も無いように思います。

これからも何が起こるかは誰にも分かりません。

出来る限り平常心で居たいと思う昨今です。