ママなのかバアバなのか

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この狸さん。京都で見かけました。

どことなく私に似ています。

ママ友は全員、私より若い

娘が保育園に通っていた頃のお話です。

娘は私が36才の時の子供です。

通っていた保育園のママ達、私より若い人ばかりでした。

その中でもとびきり若いママがいました。たぶんハタチ位だったと思います。

その子供の名前、Uちゃんとします。

Uちゃんは良くおばあちゃんがお迎えに来ていました。

おばあちゃんと言っても私とあまり年が変わらなかったと思います。おそらく40才位。

Uちゃんは私に聞いた

ある日のお迎え時間、Uちゃんが私のところに来て私の顔をじっと見ています。

そして首をかしげはじめました。

しばらくその状態でスリープ。

なになに?と思いましたが私も同じようにスリープ。ふたりで顔を見つめあっている形になりました。

Uちゃんがおもむろに私の顔を見ながら口を開きました。

「ねえ、まりんちゃんのママ?ばあば?どっち?」

子供は正直です。どちらかと言うとバアバの方に年が近いのですから仕方無いですね。

本気でどちらか悩んだのでしょうね。

でも、考えてみれば迷いも無く『まりんちゃんのばあば』と言われるよりはマシですね。

多少は迷ってくれたのですから(笑)

Uちゃんにはちゃんと正解を伝えました。「ママやで~」って。

その後、「ふーん。」と言ったUちゃん。何となくまだ疑っているようでした(笑)

長老の奈美子

面白いのが、ママ達に私は「長老の奈美子」と呼ばれていました。

長老の奈美子

この呼ばれ方、めちゃ気に入ってました(^^)だから3回書きました。

そう。間違い無く同級生のママの中では年長者でした。

でも年の差は感じなかったですね。

仕事が終わってお迎えに行く時間帯は、母親達の間にも少しホッとした空気が流れています。

0才から預けるとおよそ6年間ですから母親同士も自然と仲良くなってきます。うちの子の場合、2才上のお兄ちゃんも同じ保育園に通っていましたので通算8年間です。

兄弟姉妹で2才違いと言う人は多くて、8年間一緒だったママ友も多かったです。

ママ友と言うよりも普通に友達でした。同志でした。みんな必死で働いて必死で子育てしていました。

夕暮れの園庭で色んな話をしました。仕事の話や自分自身の話。子供の話はあまりしなかったですね。

興味の対象が子供だけと言うのがどうも苦手だったので、そうじゃ無い話が出来て楽しかったです。

授乳しながら話に加わる人もいました。

家に帰ったらまた戦争です。ホンの束の間の息抜きだったように思います。

そしてその関係は今も続いています。

時々飲みに行ったりと言う程度ですが、たまに会うその時間をこれからも大切にして行きたいです。

人との縁はとても大切なものだと思います。