
40年経ってるのに未だに覚えてる(笑)
根に持っていると言う感じでは無く、その時の私にとっては衝撃的な一言だったので未だにはっきり覚えている事があります。
聞いてくれますか?その時は激おこぷんぷん丸でした。٩(๑`^´๑)۶
ハタチ位の時です。私は大阪モード学園と言う所に在籍していました。
今は高校を出ないと入れないようですが、当時は中学卒業でも入れました。
中卒で入ってくる人が居るかと思えば大学を出て就職してその後、勉強し直すと言う事で入って来る人もいました。だから同じ学年でも色んな年齢の人が居ました。
でもやっぱり一番多いのは高校を卒業してすぐに入学する人です。私もその中のひとりでした。
ファッション業界で身を立てたい人が勉強する学校です。
大学では無いですが、専門的にファッションの事を4年かけて勉強するのでモード学園で勉強していると言う事は心のどこかで誇りに思っていたと思います。
半面、心の別のどこかで専門的な事は勉強しているけど一般教養は自分は不足しているのでは?と言う劣等感の様な気持ちもありました。
誇る気持ちと劣等感、相反する気持ちが有ったと思います。今もあるかも知れません。
そんな事にとらわれている自分、ちっせえ。
衝撃的なある日の出来事
モード学園の同級生の男性Aさん。大学を卒業後、モードに来られましたので私より4才年上です。
AさんはBさんと言う女性と同棲していました。
問題はそのBさんです。
京都の超有名な国立大学を出てどこかの会社で働かれていました。
そのAさんとBさんがふたりで住んでいるマンションに同級生数名が遊びに行くことになりました。
Bさんは料理も超得意な方で、当時の私には見た事も無いご馳走の数々を用意して下さっていました。
バイキング形式でお料理が並んでいました。
「頭も良くって料理も出来て、この人、凄すぎる!」と思ったのを覚えています。
Bさんに私は「凄いですね!」みたいな事を言ったと思います。
返って来た返事にもびっくりでした。
「いつもはもっと沢山の種類を作るんだけど今日は仕事が終わるのが遅かったからこんな感じでごめんね~」
ごめんねって、あーた。
お酒も入って最初はとても和やかに宴は進んで行きました。
ところがこのBさん、お酒が入るにつれ暴言が出るようになりました。
その中で衝撃的だった言葉がこのブログのタイトルにもあります「所詮は高卒」でした。
この話に至った前後は全く覚えていないのですがこの言葉だけは数十年経った今でも強烈に覚えています。
そしてもうひとつBさんの発言で強烈だったのが私達に向けて放った一言
「専門バカ」
です。
専門バカと言う言葉は取りようによっては誉め言葉として受け取れなくも無いですが、所詮は高卒と言われた後でしたのでとても誉め言葉に受け取る事は出来ませんでした。
専門バカと言われると確かにそうかも知れません。でもあんたには言われたくない。
この時、一緒に行っていた同級生のC君が激怒してエライ騒ぎになり、和やかだった宴会が殺伐とした空気に一変しました。
言われた時の私の感情
「所詮は高卒」「専門バカ」と言われた時の私の気持ちですが、怒りでは無く悲しみだったと思います。
同級生のC君は怒り爆発でしたが、私はただ悲しい。と思ったと思います。
高卒には違い無いし、専門バカと言われても言ってみればその通りだし。
でもそれを面と向かって言われた事に対する悲しみが大きかったです。
もうひとつの感情は悔しさでした。
確かに勉強は出来ないけれど、専門職になるべく頑張っているんだ。と言う自分自身のプライド(のようなもの)を否定された事に対する悔しさですね。
その悔しさが後年、通信制の大学に入学した一番のきっかけだったかも知れません。
(忙しすぎて辞めちゃったけど)
まだまだ小っさい
いつまでも覚えていて根に持っている私、とても小さいと思います。
言ったBさんに対しては何とも思っていませんが言われた言葉は何度でもこだまのように私の心に入っては出てを繰り返しています。
三國シェフや斎藤一人さんのように「俺は中卒だよ」と堂々と言える凄みも無いです。
それだけ人間が小さいのです。
いつの日か超越出来る日が来るといいな~と思います(^^)