てくまりんぼ誕生物語【第8話】最高のハネムーン

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今回はハネムーンのお話です。

添乗員ともくんがふたりだけのために企画した最高に素敵なハネムーンでした♪

結婚式は実は5万円で済ませたのですがハネムーンにはおもいっきりお金をかけました。

個人旅行で行きたい所だけに行って泊まりたいホテルだけに泊まるとツアー旅行の何倍も
お金が掛かります。

スペイン・フランスを夜行列車を乗り継いだりしながらめぐる豪華12日間の旅でした。

歴史を感じさせるヨーロッパの街並みに目を奪われました。

美しいものをたくさん見て、おいしいものをたくさん食べる事が出来た旅でした。

スペインは英語がほとんど通じません。

でもガイドブッグに書いてあるスペイン語のカタカナ読みで充分、通じたので特に
不自由を感じる事はありませんでした。

私は陶器が好きなのでスペインのトレドという町で見た”タラベラ焼き”のお皿の
色鮮やかな配色が目に焼きついています。

今でもその時に見たもの、食べたものの話をふたりで良くする事があります。

同じものを見て美しいと思える事や仕事に対する姿勢など価値観が彼とは非常に
似通っているので結婚して16年たった今でもマンネリになる事なく、会話をはずませる
事が出来るような気がしています。

ハネムーンから帰った私は今まで通り、また働き始めました。

職場では旧姓で通すつもりだったのですが頭の固い上司がそれを許してくれませんでした。

得意先と話す機会も多かったのでいきなり名前が変わるというのはどう考えても抵抗が
ありました。

なんで女だけがこんな思いをしないといけないのか腹立たしい思いでいっぱいでした。

名前が変わる事を嬉々として受け入れる女性も多いと思うのですが自分には我慢の
出来ない事です。

最初に勤めた会社では女性の取締役の方が多い日本では非常に珍しい会社だったのですが、女性の取り締まり役は全員独身。

女がこの男社会で独り立ちしていくには、結婚も出来ない状況が現実にあります。

そういった事に対しては人一倍、反発する気持ちが強い私が心に決めた事は

『私は幸せな結婚生活を送りながら、仕事でも成功をおさめてやる!!』という事です。