劇的な変化・・・
勤めていた会社の倒産です。
アパレルは本当に倒産の多い業種で、私も取引先の倒産には何度か出くわしてきました。
でも自分の会社が倒産するというのは初めての経験でした。
バブル崩壊と共に業績が悪化していたのも知っていましたが、倒産と言うのは、やはり衝撃的な事でした。
この時、悲しい家族旅行をしました。
取引先から逃れるために、ふたりの子供を連れて神戸に旅行に出かけたのです。
会社が倒産すると、支払いをしてもらっていない取引先はどんな手段を取っても(従業員の自宅に押しかけても)未払い分を回収しようとすると言う事は人生の経験上、知っていました。
何も知らない子供達が無邪気に喜んでいるのを見て複雑な気分でしたが、もう私の中では気持ちの切り替えが出来ていたような気がします。
夫が海外出張中で不在だったので、自分がしっかり子供達を守るしかないと言う緊張感からか旅行中、悲しいとかつらいというマイナスの感情は有りませんでした。
くよくよしても始まらない。
前を向くしかない。これからの事だけ考えよう。
そして今はこの旅行を楽しもう。
と考えていました。
悲しい家族旅行と書きましたが、その時は悲しいとは思わなかったのに昨日、久しぶりに出かけた神戸で当時泊まったホテルを見た時、初めて悲しい気持ちになりました。
当時は気が張って、努めて明るく気持ちを保とうと思っていたのが、きのう久しぶりにそのホテルを見た時、当時押さえていた感情が吹き出したのかも知れませんね。
プロローグ
第1話 基礎を学ぶ
第2話 恋愛話
第3話 調子に乗る
第4話 それってプロポーズ?
第5話 彼、父に会う
第6話 自分のドレスを作る
第7話 結婚式
第8話 最高のハネムーン
第9話 男社会
第10話 働く、働く
第11話 悲しい出来事
第12話 葛藤
第13話 これではない
第14話 劇的な変化
第15話 前しか見ない
第16話 子供達
第17話 インターネットショップにチャレンジ!
第18話 はじめての広告
第19話 はじめてのお客様
第20話 副業
第21話 お金が無い!
第22話 チャレンジ!
第23話 はじめて作ったホームページ
第24話 舞い上がったプレゼンテーション
第25話 甘くはない
第26話 師匠との出逢い
第27話 やっと本格始動
第28話 助成金の使い道
第29話 怒涛の2001年